「ドラムを始めてみたものの、何からやれば良いかわからない...」
ドラムってかっこいい!と憧れではじめてみたものの、どう練習すべきか悩んでいませんか?
そんなあなたへ、初心者でも今すぐできる練習方法をご紹介します。
最低限準備するもの3点
練習にあたって準備するものをおさらいしておきます。
使いやすいスティック
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チップの形やスティックの長さ、太さ、素材は様々ですが、持ちやすく使いやすいものを選びましょう。
迷った場合は、画像のようなボール型のチップ、ヒッコリー素材のものがおすすめです。
また、スティック2本の重さはできるだけ揃えるようにしましょう。
スティックの重心は先端から約2/3の位置にありますので、ここを持つようにしましょう。
リズムパターン可変のメトロノーム
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ドラマーはバンドの中でもリズムの要です。
リズムキープも大事な練習の1つですので、必ずメトロノームと合わせて練習するようにしましょう。
リズムパターンを変えられるタイプのメトロノームがおすすめです。
家練習に必須の練習パッド
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本物のドラムではなくても、近い感覚で消音しながら練習ができるという優れものです。
一般的な家庭ではドラムセットを置くことは難しく、電子ドラムもスペースや振動音の問題で置けないこともあります。
そんなときは練習パッドさえあればスティックコントロールの練習ができます。
スティックをコントロールするときはスティックの跳ね返りを使います。
自身のスティックコントロールやストロークを振り返るためにもぜひ持っておきましょう。
練習方法:スティックコントロール編
体を自由に動かせる前に!まずは手を自由に動かせるようになりましょう。
フォームを覚える
「脱力」が基本です。重力と自分自身の身体の重さを使いながら打っていきます。
無駄な力が入っていては疲れてしまい、速いテンポになったときに追いつかなくなりますし、遠くまで飛ぶ音もでなくなります。
良い音を出したい、遠くまで響く大きな音を出したい、そう思うと力が入ってしまいがちですが逆効果です。
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基本の形はこちら。
椅子に座って脱力をすると手は身体の側面へきます。
この状態から、手首だけを上にあげようとすると、腕も自然と上がってきます。
そしてスティックを持てば基本フォームの完成です。よく身体になじませましょう。
スティックコントロール:基本編
親指と人差し指で挟むように持ち、他の指はスティックに添えます。
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スティックは「指」で操作します。
最初は腕や手首でコントロールしがちですが、速いテンポになると肘が開いたり、小指が立ったりしてしまいます。
これは無駄な力が入っている証拠なので、気づいたらすぐに脱力を意識しましょう。
スティックコントロール:応用編
うまくコントロールできるようになってきたら、実際に練習していきましょう。
メトロノームでまずはゆっくりのテンポからはじめ、出来るようになったら徐々にテンポをあげていきます。
練習する際は8分音符⇄16分音符、3連符⇄6連符のように、チェンジアップを意識した練習をすると、リズム変化に強くなります。
練習方法:ドラムセット編
ドラムはそれぞれの手足が独立して動きます。
最初は手が足につられてしまったりと、なかなかうまく動かすことができません。
スティックコントロールができるようになってきたら、身体全体を自由にコントロールする練習をしましょう。
バスドラム練習
スティックコントロール同様、足も脱力が基本になります。
バスドラムは大きく2種類の奏法があります。
ヒールダウン
かかとをペダルにつけるフォーム。
主につま先を使って演奏をするため、音量が小さく、音色(おんしょく)の操作がしやすくなります。
ジャズで好まれる奏法です。
ヒールアップ
かかとをあげるフォーム。
脚全体の自重(じじゅう)を使って音を出すため、うまく脱力できれば音量が大きくなり、力強い音が出せます。
ロック・ポップスではこちらが好まれます。
ヒールアップでは脱力が重要になります。
脚の力を抜き、膝の部分を手で持ち上げ、そのまま落としてみてください。
これがMAXの音量になります。そしてこの感覚を覚えましょう。
手を使わず、膝を持ち上げる最小限の力だけでバスドラムを打つことができるようになればOKです。
ビート練習
「8ビート」が基本になるので、まずはこれを修得できるように練習しましょう。
右利きの場合、右手がハイハット、左手がスネア、右足がバスドラムになります。左足はハイハットペダルに載せましょう。
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右手・左手・右足がバラバラに動くようになったら、スネアやバスドラムに16分音符を取り入れ、複雑なものにも挑戦してみましょう。
フィルイン練習
ドラムでは、4小節目、または8小節目にフィルインを入れることが多いです。
フィルインとは、英語fill in(埋める)という言葉の通り、4小節目や8小節目を埋めるフレーズのことを言います。
次のフレーズに入る目印にもなり、曲を盛り上げるためにも重要な役割を持ちます。
まずは自分が気に入ったフィルインを練習するのがよいでしょう。
その時には、どういう手順で打つべきなのか、次のフレーズも考えながら手足の順番も考えましょう。
フィルインをたくさんこなしていくと自身のレパートリーも増えていきます。
まとめ
ドラム初心者のための練習方法をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
特に脱力を覚えるのは難しいと感じたのではないかと思います。
独学で練習していると、それで本当に正しいのかが不安になりますよね。
間違えたフォームで1度覚えてしまうと直すのはもっと大変です。
また、身体に負担をかけてしまい、故障してしまうこともあります。
そんなときはドラム教室に通ってみましょう。
独学で練習するよりも、プロの見本を見ながら、そしてプロからアドバイスをもらいながら早く上達することができます。
本物のドラムセットで定期的に練習できることも魅力的ですね。
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